最近の事、何気にスイッチをいれたテレビで「小さな旅 甲府」というタイトルが目に映った。
自然とテレビに見入った
昔、甲府で水晶が採れた時の話のようだ。そのことは私自身もよく知っている。
室町時代に山梨でつくられたと言われている水晶玉5個、昇仙峡にある金櫻神社に奉納されている。
その水晶玉をテレビで見せていた。
私と同じくらいの年齢の男性が話をしている。
その人の父親が採掘してきた水晶で、観音様を息子の自分が彫ったといってテレビで見せていた。
親から子に託され新しい命を吹き込んで、よみがえさせる。
今はもう亡くなっている父親がその時は嬉しそうな顔をしていたと。
原石は何一つ同じものはない。
それぞれを細かいカットの技術で光り輝く極上な一品に仕上げる。
彼が作った180面カットで作り終えた品も公開していた。
今ではそんなことのできる職人が少なくなっている。
まだまだ自分はこの仕事に誇りをもって頑張るそうだ。
お店に並んでいる宝石たち、まだまだ知らないドラマがたくさんあるのだろう。
これを見てからお店にいる水晶達を、暖かな眼差しで見ることができるようになっていることに、気が付いたお局さんです。