人はどうして争うのだろう
1982年3月から3か月にわたって起きたイギリスとアルゼンチンとのフォークランド紛争
この紛争が終わって7年後に何も考えずに子供たちと一緒にアルゼンチンに向かった。
南米の人たちは明るくて、陽気な性格だと知らされていた。
ブラジルでもペルーでも確かに貧しい国ではあったけれど、人々は明るく特に子供たちには、
親しいわけでもないのに、誰でも誰にでも頭をさすり、にこにこと話しかけてきていた。
ところが、アルゼンチンに入ると人々の目つきは鋭く、大人たちには勿論、子供たちにさえも、怖い顔で黙って通り過ぎていた。
首をかしげる私に、フォークランド紛争で、国民性まで失ってしまった、かなりの月日がたった今でも、
暗いイメージのアルゼンチンになってしまっていると、現地でお願いしたガイドが説明してくれた。
心に残った傷はそんな簡単には癒えないのだろう
今また起きているロシアとウクライナの紛争、戦っている人たちより、それに巻き込まれている人々の辛さ悲しさを分かっているのだろうか、
現実に起っていることをいろいろなメディアが放送している。世界中の人たちがそれを見ながら、心痛めている。
早くおさまれば良いなとみんなが思っている。
その人たちと同じ思いで、早く静かな平和な日が来ますようにと、40年も前に起こった紛争と重ね合わせて、
祈らずにはいられないお局さんです