英名 Emerald
和名 翠玉
流通名 エメラルド
石言葉 愛を成就させる石
◆精神面・肉体面の働き
あなたのハートのチャクラを開き、エネルギーの補充を行います。
あなたが、あなた以外の誰かのために、向き合うエネルギーを与え、愛とは喜びであり、育むものであることを教えてくれます。
また、イライラした感情を鎮めて思考力を高め、心身をパワーアップしてくれる力があるとも伝えられています。
◆歴史・知識
エメラルドは紀元前1650年前にエジプトの砂漠で発見されたのがはじめとされる鉱物になります。
レアメタルである「Be(ベリリウム)」の発見に繋がった鉱物であるベリル(緑柱石)グループに属す鉱物になり、
その美しい高貴な緑色はクロムによって発色されています。
主に黒雲母片岩中に産出し、長柱状や短柱状結晶体で発見されます。クォーツ(石英)に伴い、
クリソベリル(金緑石)やフェナサイトと共産することもあります。
透明でガラス光沢を持ち、断口は貝殻状、または不平坦状を示します。
小さな結晶にしか成長せず、インクルージョンが多いのが特徴になります。
名前の由来はサンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマラカタ」が、
ギリシャ語で「スマクラグドス」となり、ラテン語で「スマラグダス」、
その俗語で「スマラルダス」と変化し、その後古代フランス語で「エスメラルド」となって、最終的にエメラルドとなったと伝えられています。
トライピッチェ・エメラルドと言われる歯車に似た結晶状態で産出される物もあります。
旧約聖書のダニエル書、新約聖書のヨハネの黙示録などに登場し、
古くから装飾品などに利用されてきたエメラルドですが、クレオパトラも強く愛したと言われ、自分の鉱山を持っていたとも伝えられています。
その他にも数々の伝説や伝承を持ち、「愛と再生のシンボル」とされ、春の宝石を司り、柳を象徴するとも伝えられています。
世界各地に伝承を持つエメラルドですが、エジプトではホルス神、バビロニアでは女神イシュタルの石、
古代エジプトでは永遠の若さの象徴とされ、インカ帝国では女神ウミナに捧げる石として崇められていました。
また、美の女神であるヴィーナスが愛した石とも伝えられています。
眼病の治癒に関する伝承も多く存在するエメラルドですが、古代エジプト時代より「未来を見通す理知の目」と崇められていたようです。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | ✖ | ◎ | ◎ | ✖ | ◎ | ✖ |
◆主な産地
ブラジル
◆鉱物学的データ
化学式 Be3Al2So6O18
結晶 六方晶系
劈開 不明瞭
光沢 ガラス光沢
モース硬度 2.9-3.0
比重 3.17-3.23
分子量 537.501824
金属元素重量分率 Be 0.0503 Si 0.3135 Al 0.1003