石言葉　カリスマ性を高める・情熱を持って前進する

◆精神面・肉体面の働き
あなたの自信とプライドをひきだし、芯をつくり、情熱をもって前進することを促します。
愛情をもって人と向き合うことをうながし、
あなた自身が愛情に恵まれた人間関係を築くためのサポートをします。

◆歴史・知識
ルビーはダイヤモンドの次に硬い鉱物であるコランダム（鋼玉）のグループに属し、
その中で赤色のものをルビーと呼んでいます。
コランダムは結晶質石灰岩や片麻岩、砂鉱床中などに六画の柱状や板状、
またはピラミッド状などの結晶体で産出します。酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物で、
純粋な結晶は無色透明なのですが、そこに組み込まれた不純化イオンにより色がつきます。
ルビーの赤色は含有された酸化クロムによるもので、理想的な色のものは特別に
「ピジョンブラッド」とも呼ばれます。透明から半透明で、条痕は白色、ガラス光沢を示します。

テオフラストスの「石について」では「アンスラックス」、マルボドウスの「石について」では
「カルブンクルス」とも呼ばれ、意味はどちらも「燃える石炭」を指しています。
当時はガーネットやスピネルなどを含んだ赤く硬い石を指していたそうで、この鉱物の持つ真っ赤な色は、
不滅の炎や情熱に例えられています。
名称はラテン語で赤を意味する「Rubeus」に由来しています。

古くは勝利を呼ぶ石としても知られ、戦場で敵を破る「お護り石」として
崇められていたとも伝えられています。
情熱を高めて活力を与える石としても有名なルビーですが、自己破壊的な方法をとることはなく、
現実的な目標の設定と動機づけを促します。
ハートチャクラに対応し、心のバランスを撮りながら「至福に身を委ねる」ように促すとされています。
怒りやネガティブなエネルギーに対応し、積極的に勇気を持ち前進を続けられるような精神状態へと導きます。
情熱と熱意を高めて社交性を高め、さらに、サイキックアタックに強力な保護作用を持つとも言われ、
富と情熱の維持を助けます。

肉体面では、血液やリンパ、肉体を解毒して、発熱や感染性の疾患などを改善するとされています。
ハートチャクラに対応することから、心臓や循環器系にも有用とされ、他にも副腎、腎臓、生殖器、
脾臓を刺激するとされています。

 
スタールビーはルビーの中でも、内部にルチル（金鉱石）の微小結晶を含むために
「スター効果」を示すものを指します。

◆主な産地

ナイジェリア・インド

◆鉱物学的データ

化学式　Al2O3
結晶　六方晶系
劈開　なし
光沢　ガラス光沢~金属光沢
モース硬度　9.0
比重　3.95～4.4
分子量　101.961278
金属元素重量分率　Al 0.5292