ベリルは花崗岩中やペグマタイト中、一部の広域変成岩中に短・長柱状の結晶体で産出するベリリウム鉱物で、
元素のベリリウムの原料としても知られています。
透明または半透明で、ガラス光沢を持ち、劈開は不明瞭で断行は貝殻状、または不平坦状を示します。
混入される元素によって、様々な色がありますが、鉄分の作用による発色で水色の美しいアクアマリンや、
マンガンの作用によるピンク色が特徴のモルガナイト、またはレッドベリル、
クロムの作用による緑色のエメラルド、セシウムを含有する無色のゴッシェナイトなどがあります。
名前の語源はラテン語の「ベリルス」からで、拡大鏡のいみとして用いられていました。
“この石に手を加えて凸面にも凹面にもすることができる”という記述の文献が存在することから、
ドイツ語で「メガネ」を意味する「ブリレ」に変化したとも言われています。
日本に古くからある「金石学」という本の中では、「緑玉石・祖母緑」という名前で表記されていました。

ベリルは持ち主に必要なことのみを行う方法を教えるとされ、ストレスの多い生活に対処して、
不必要な重荷を減らすことを助けるとされています。
持ち主が本来何をすべきか、というインスピレーションに繋がることを助け、可能性の実現を助けます。
クラウンチャクラと太陽神経叢のチャクラを開いて、活性化して、高ぶった心を鎮めるとともに、
勇気を促して過剰な刺激を軽減します。

肉体面では排泄器官の働きを助けて、肝臓、心臓、胃、脊椎の治療に役立ち、脳振盪を癒します。
鎮静作用があり、古来ではエリキシルを喉の治療薬としても用いていました。

ヘリオドールはベリルグループの中でも特に黄金色に輝くものをさします。
ごく僅かしかみられない、大変珍しいといわれる鉱物です。鉄分の作用による発色とされており、
名前はギリシア語で「太陽」「太陽への捧げ物」を意味しています。
ゴールデンベリルや、イエローベリルの別名を持ち、アクアマリンとともに産する美しい鉱石です。

予言者の石としても知られ、儀式的な魔術に用いられることもあります。

本質の純粋性を開花させるように促す他、自発性や独立心を持ち主へと教え、
可能性を現実化させるようにサポートします。