英名 Carnelian
和名 紅瑪瑙
流通名 マダガスカルカーネリアン
石言葉 力強さと勇気を与える
◆精神面・肉体面の働き
あなたの中のストレスを流し、集中力を高めます。
心を落ち着け、ものごとに対して、冷静に向き合えるようにあなたの精神面の鎮静をはかります。
◆歴史・知識
カーネリアンは代表的なペグマタイト性鉱物であるクォーツ(石英)の潜晶変種のひとつであるアゲート
(瑪瑙)の中で、縞のない無地の赤色のアゲート(瑪瑙)のことを指しています。
その中でも特に赤みが強いものが「カーネリアン」と呼んでいます。
石英の微細な結晶が集まって塊状になったカルセドニーの中でも、水中に溶け込んだ珪酸分(Sio2)が
低温下で沈殿したものが微小な結晶の集合となり、
各結晶間にはさらに小さな透き間を持って縞模様や紅色となって形成されたものを指します。
カーネリアンの場合は鉄を含むことにより赤みが出ています。
名称はラテン語で「肉」を意味する「Carnis」、または、「新鮮」を意味する
「carneolus」から由来するとも言われています。古くから世界各地で利用されてきた鉱物のひとつであり、
紀元前2500年頃のメソポタミア王、ウル王の墓からもこの石の首飾りが発見されています。他にも、
彫刻や置物、印章などに用いられ、ナポレオンの八角形の印章にも使われていたとも言われています。
強くグラウンディングを促す石で、持ち主を現在の現実にしっかりと結びつけます。
非常に安定感があり、活力ややる気を回復させ、勇気を与え、生命力を高めます。
古代では、死者があの世へ旅立つ時のお護りとしても用いられていたそうです。
生命のサイクルへの受容を促し、死への恐れを取り除きます。
活力を与えることでポジティブさを促し、無気力から脱却させて仕事面での成功へと導きます。
外部からの思考を取り除くため、集中力を高めさせて、日常の現実へしっかりと同調させます。
内外ともに妬みや逆上、恨みを強力に防御し、怒りを鎮めてネガティブを払拭し、
人生を愛する心へと導きます。
肉体面では基底のチャクラを活性化し、受胎力を高めます。
不感症などの性的不能にも効果があるとされ、そのほか、下腹部の問題やリウマチ、
関節炎、神経痛、抑うつなどを癒すとされています。
体液と腎臓を調整し、代謝を刺激して骨や人体の治癒を促進し、器官や組織への充分な血液供給を確保します。
マダガスカル産のカーネリアンはマダガスカルで産出されるカーネリアンで、
キャンディーのようなかわいい色目が特徴です。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | ✖ | ◎ | ◎ | ✖ | ◎ | ◎ |
◆主な産地
マダガスカル
◆鉱物学的データ
化学式 SiO2
結晶 六方晶系
劈開 なし
光沢 ガラス光沢
モース硬度 6.5~7.0
比重 2.65
分子量 60.0843
金属元素重量分率 Si 0.4674