英名 Yellow spinel
和名 尖晶石
流通名 イエロースピネル
石言葉 ポジティブなエネルギーへの変換・新しい展開に対してポジティブに望む
◆精神面・肉体面の働き
この独特の輝きを光放つ石は、ネガティブでマイナスな思考や感情をポジティブな光り輝く力で跳ね返し、
あなたが未来に向かい、前向きに前進できるように促します。
◆歴史・知識
スピネルとはMgとAlの酸化鉱物を指します。
「スピネル」という名前自体はグループ名であり、実際には組成の異なる21種類の鉱物群を指しています。
蛇紋岩や片麻岩、大理石などの変成岩や、塩基性火山岩の中に生成します。
等軸晶系に属する八面体結晶や三角板状の双晶(スピネル式)をつくり、
他には塊状や緻密な形状をもつものも存在します。
一般的にはクロムの作用によって淡いピンク色をしていますが、本来の無色なものから、含有される鉄、
クロム、亜鉛、マンガンなどの作用により、赤、青、緑、黄、褐、黒など、非常にさまざまな色を持ちます。
条痕は白色で、透明なものと半透明なものがあり、ガラス光沢で劈開はなく、断口は貝殻状から不平坦状を示します。
古来から存在していた鉱物ですが、18世紀末頃までレッドスピネルとルビーは同じ宝石と混同されていていました。
「黒太子のルビー」の呼び名を持つ大英帝国王冠にはめ込まれた宝石は、
ルビーではなく140カラットのスピネルだとされています。
また、インドではルビーにもカースト制度を用いて珍重していたといわれていますが、
一番目を除いた三階級にあったのはスピネルであったと言われています。
現代でも宝石に持ちられるものは、鉄やクロムを含んだ紅色透明のもので、ルビースピネルと呼ばれています。
名称は、とがった形の結晶にちなみ、ラテン語で「とげ」を意味する「Spina」に由来して命名されました。
非常にポジティブなエネルギーを与える石のひとつで、努力・発展・向上を説き、
持ち主は目標に向かって前進していく意欲をもてるようにサポートする石として知られ、仕事や学業、
成功のお守りとしても愛されているスピネルですが、この石がもつ特性は、
持ち主のチャクラを開いていくことにあるとされています。
様々な色をもつスピネルはすべてのチャクラ領域に関連しており、
チャクラを開いてクンダリーニのエネルギーが上昇するのを助け、
困難な状況における励ましを与えて若々しいエネルギーでいられるようにサポートします。
持ち主のポジティブな面を強調し、成功を助けてそれを謙虚に受け入れることを促すため、
様々な方面で新しいエネルギーを生み出し、新鮮さをもって明晰な思考でいられるように導く力があるとされています。
イエロースピネルは、特に知性と個人の力を刺激します。
太陽神経叢のチャクラに対応し、チャクラを開いて調整して、持ち主が現実を生き抜くことを助け、
ポジティブな側面が強調されていくようにサポートします。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
◆主な産地
アメリカ・スリランカ・ミャンマー・アフガニスタン・インド・タイ・オーストラリア・ロシアなど
◆鉱物学的データ
化学式 MgAl2O4
結晶 等軸晶系
劈開 なし
光沢 ガラス光沢
モース硬度 8
比重 3.58-3.61
分子量 142.265678
金属元素重量分率 Al 0.3793 Mg 0.1708