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2月26日 ブロンシャン銅鉱

英名 Brochantite

 

和名 硫酸銅鉱(水胆ばん)

 

流通名 ブロンシャンタイト

石言葉 安らぎを取り戻す

◆精神面・肉体面の働き
このベルベットのような優しく強いエネルギーをもつグリーンの鉱物は、
あなたの周りやあなたの中からネガティブな感情や環境要因を優しく取りのぞき、
あなたに安らぎを取り戻してくれます。

◆歴史・知識
ブロンシャン銅鋼は、銅鋼床の酸化帯に生じる二次鉱物を指します。
単斜晶系に属する針状結晶が放射状の集合体で発見されることが多く、
その他には柱状や板状の結晶で産出することもあります。
色は緑青、青色、濃青色、エメラルド色などがあり、透明から半透明で劈開は完全です。
脆性を持ち、断片は貝殻状でガラス光沢をもちます。
酸によってとけますが、発泡はしないそうです。
もともとは、ウラル山脈のニジニタギルという場所にあるメドノルジャンスカ鉱山のものが研究されたのが初めてで、
このころは宝飾品質のマラカイト(孔雀石)がたくさん掘り出されていました。
そのためブロンシャン銅鋼も、マラカイトや自然銅にと共産していたようです。
この銅山が再開発されてしばらく後、各地でよく似た鉱物が発見されるようになり、
そのなかのいくつかは別種と考えられました。
例えば、ウラル産のKonigine、
アイスランド産の krisuvigite、コーンウォールの warringtonite、メキシコ産の brongniartine、 などがあります。
これらは後に、本質的にはブロシャン銅鉱であることが判明した鉱物です。
これらの、外見がやや異なる鉱物の研究により、ブロンシャン銅鋼と、共産するマラカイトの間には、
微視的に共存して晶出する場合があることがわかりました。
近年では二種類の多型があり、混在して産出することもあるそうです。
そのため、マラカイトに比べると単独のブロンシャン銅鋼の良標本の流通は稀で、
マラカイトの標本のなかに共存している場合などが多いようです。
アントラー石に非常に成分組成が類似しているため、産状が同じだと、ほとんど見分けるのは不可能になります。
名は、A.レビィにより、1824年に命名されました。由来は、
フランスの地質学者で鉱物学者のA. J. M. Brochant de Villiers (1772-1840)の名にちなんだそうです。。

古来は食べ物が腐らないよう貯蔵の際に用いられていたという説がありますが、その真偽は定かではないようです。

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◆主な産地

アメリカ

◆鉱物学的データ

化学式 Cu4(SO4)(OH)6
結晶 単斜晶系
劈開 完全
光沢 ガラス光沢
モース硬度 3.5-4
比重 3.97
分子量 452.29
金属元素重量分率 Cu 70.35 H 11.95 S 17.70

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