英名 Ocsidian
和名 黒曜石
流通名 スノーフレークオブシディアン
石言葉 魔除け・混乱した信念を取り除く
◆精神面・肉体面の働き
あなたの中で起きる混乱した感情や思考を鎮め、落ち着きを与えます。
あなたの中のネガティブでマイナスの環境や要因を払拭し、混乱した信念を排除してくれます。
◆歴史・知識
オブシディアンは、本来岩石となるはずの粘性の高い産生のマグマが地表に急激に噴出した為に急冷し、
固まってガラスの状態になった、火山質の天然ガラスのことを指します。
化学組成状は流紋岩(またはデイサイト)となりますが、非常に急速に冷却されてために非晶質で、
色は灰色-黒色、黒色の地に赤褐色のものなどがみられ、円塊上や破片状、粒状などで、
世界各地の火山地帯から産出します。
微小針状内包物の配列により、ピンク色やゴールド、シルバー、
レインボーなどのシーン効果が見られるという特徴をもち、半透明ないし不透明で、
ガラス光沢を持ち、断口は鋭い貝殻状を示します。
クリストバライト(方珪石)」が円形白色班として内包したもののうち、小さなものは「スノーフレーク」、
大きく点在すものは「フラワー」、また、半透明で小磔状のものは「アパッチ・ティアー」と呼ばれて親しまれています。
名称はこの石の発見者Obsiusの名にちなんで命名されたと伝えられています。和名では黒曜石と呼ばれ、
その名前が示すように黒みがかったものが多くみられています。
成分にむらがなく、割ると鋭い貝殻状の断口を示すことから、旧石器時代より、物を切る道具として広く使用されてきました
各地で産出されたことから、有史以前から道具や武器、仮面、宝飾品などに用いられ、刀の他に矢じり、
短剣なども作成され、日本でも70カ所ほどの産出地が知られており、矢じりなどが発見されています。
良質な黒曜石の採れる産地は限られていますが、特に姫島の産地は国の天然記念物に指定されているそうです。
鋭利に割れて刃物の代わりとしても使用で来たことから、金属器をもたない民族には大変重宝されていたようです。
メキシコのアステカ文明などではマカナなどの武器や、生け贄を割くための祭祀用のメスなどもつくられていました。
「鏡として物の影を写す」という意味をもつ「オプシアノス」と呼ばれることもあり、プリニウスの
「博物誌」やオルフェウスの「リティカ」には、松脂にこの石と、他の二つのものを混ぜて火の上に幕と、
未来を予言する力をもたらすと記述されているそうです。
境界や限界を持たない石とされており、非常に急速に、強力に作用します。
真実を強調するため、欠点や閉塞されている部位を明らかにし、
隠し事をできない感覚をもって持ち主の成長を強力に促します。
ネガティブな感情や不快な感情もあますところなく表面化させるため、
慎重に扱う必要がある鉱物の一つとされていますが、それを乗り越えた時は持ち主に不快癒しをもたらし、
長い間繰り返してきた不快な感情やトラウマを癒すことができるとされています。
感情のバランスを保ち、持ち主が希望と積極性を持てるように導くとされ、ネガティブな要素に対しては保護を行います。
地球との繋がりを強め、サイキックアタックを遮断してネガティブな影響を取り除きます。
冷静面では、魂の目的を視覚化し、エネルギー的な閉塞を取り除いて、持ち主の緊張を解放します。
心理的に持ち続けてきた影を一つへと統合して、霊的に完全であることをサポートします。
混乱や圧迫に基づく信念を取り除いて、意識を拡張させ、自信を持って未知の領域へと進んで行けるように助けます。
よくも悪くも本当の自分を知ることを助ける石であり、持ち主の影の側面を統合する方法を教え、
古くなった行動パターンの改善を促します。
肉体面では脊柱を清浄に保つ働きをもつ他、貧血の治療→、男性生殖器の病の治療などに用いられてきたそうです。
受入れ難いものごとの昇華を助け、解毒作用を持ち、緊張を解消します。
関節炎、痙攣、外傷の痛みの他、動脈硬化を防ぐともいわれ、四肢を温めるとも言われています。
スノーフレークオブシディアンは、オブシディアンの変種で、冷却されるときの状況と、
含まれる成分の違いなどにより脱ガラス作用をした部分が白い斑紋状となります。
斑紋が大きい場合は、別名で「フラワーオブシディアン」と呼ばれることもあります。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
◆主な産地
ブラジル・メキシコ
◆鉱物学的データ
化学式 SiO2+CaOやNa,Kなど
結晶 非晶質
劈開 -
光沢 ガラス光沢
モース硬度 5
比重 2.34-2.53
分子量 -
金属元素重量分率 -