コンテンツ

3月 14日 カバンサイト

英名 Cavansite

 

和名 カバンシ石

 

流通名 カバンサイト

石言葉 知性を引き出し才能を発揮させる

◆精神面・肉体面の働き
この鮮やかな青は、あなたの潜在意識に働きかけ、あなたの知性を引き出します。
聡明なるビジョンとあなたの意識が互いに合致することで、あなたのもつ才能が発揮されるでしょう。

◆歴史・知識
カバンサイトは凝灰岩中などにスティルバイト(束沸石)や、
同じ化学組成を持つペンタゴナイトなどと共産する鉱物です。
斜方晶系の結晶が球場に集合したものなどでよく見られ、
主成分であるバナジウムの作用により緑青色やシアンブルーなど、美しい、深い青色を示すのが特徴の一つです。
半透明ないし不透明で、稀に透明石が産出することもあります。
真珠光沢及びガラス光沢で、断口は貝殻状、条痕は青色を示します。
1973年、アメリカのオレゴン州で初めて小さなカバンサイトが発見されました。
翌年インドで更に大きな結晶のものが発見されたのですが、その後、まったく 産出されなくなり、
長い間「幻の鉱物」とされてきました。
しかし、20世紀も終わるかという時、インドのプーナでカバンサイトの晶洞が発見され、
再び市場に出回るようになり、手に取ることができるようになりました。
この、インドのプーナという土地は非常にバナジウム濃度が高く、
カバンサイトも最初に発見されたものよりも青みが強いのが特徴です。
同じくこの地域で採れるアポフィライトも、バナジウムの影響で青みがかった色をしています。
インドのものは良質とされ、一般的にコレクター石として、沸石と一緒になったきれいなものが出回っています。
カバンサイトは、針のような結晶が放射状に伸びることによって、この形を形成しています。
同じ組成であるペンダゴン石と見分けるのは簡単ではないですが、ルーペなどでよく観察することにより、
カバンサイトにはバラのようなきれいな形状などを見出すことができます。

名前の由来はその組成によるもので、主成分であるCalsium(カルシウム)、Vanadium(バナジウム)、
Silicon(シリカ)の頭文字であるCa-V-Siを縮めて命名されました。

硬度が低く割れやすいため加工に向かない石ですが、
原石の美しいものなどをアクセサリーにして身につける人はいるようです。

非常に宇宙的な石の一つで、浄化と再生を象徴する石であるカバンサイトは、他の惑星への意識的な旅と、
過去世の探求を助けます。
持ち主の直観力を高めて心の中に広がってしまった恐怖心を取り除き、穏やかで優しい気持ちに
導く力があるとされています。

トラウマを過去世までさかのぼって解消し、今世で同じ苦しみを味わうことのないようにサポートするとされ、
現実世界での学びや論理的な思考と、スピリチュアルな気づきを合体させます。

人生を肯定する力をもつこの石は、持ち主に楽観主義とひらめきをもたらし、
自身の内面を深く見つめ直すきっかけを与えます。
自虐的な行動や深層心理に刻まれたマイナス思考を解消することを助け、肉体に心地よくいられるように促します。
また、衝動的な行動をとりがちなひとに、よく考えてから行動にうつすように教え、
論理と直感を組み合わせることにより様々な問題への対処法を教えます。
また、その経験を第三者にうまく伝えられるように導区とされています。
ヒーラーやヒプノセラピストのセッション中に邪気から守り、楽観的さを教えながらも、
深い部分からのカルマの解消をサポートします。

肉体面では目の疲れを取り除いて視力を回復すると言われています。
細胞記憶をサポートすると言われ、他にも歯や喉の痛み、腎臓、膀胱、血液、耳鳴りを癒すと言われています。
内分泌系にも良いとされ、骨や関節の柔軟性、偏頭痛、断片化したDNAにも作用すると言われ、
脈拍を安定させると言われています。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

インド・アメリカ

◆鉱物学的データ

化学式 Ca(V4+O)Si4O10・4H2O
結晶 斜方晶系
劈開 完全
光沢 真珠光沢・ガラス光沢
モース硬度 3-4
比重 2.2-2.3
分子量 -
金属元素重量分率 -

【365日石に戻る】

【1月】【2月】【3月】【4月】【5月】【6月】【7月】【8月】【9月】【10月】【11月】【12月】