英名 Blue Opal
和名 蛋白石
流通名 ブルーオパール
石言葉 希望の象徴・幸運を招く
◆精神面・肉体面の働き
ネガティブな感情や思考を払拭して、心を穏やかに導きます。
あなたの中に、プラスのエネルギーを注ぎ込み、希望の光をもたらします。
前向きにあなたが前進することで、幸運を引き寄せます。
◆歴史・知識
オパールは微小な珪酸球の立体配列が火山の溶岩中に高温かつ急速に、
もしくは砂岩の中で比較的ゆっくり低温で生成された、天然のゼリー様の物質になります。
産出は前者のように火山の溶岩中にできるマウンテン・オパール(メキシコ・オパールなど)と、
後者のように砂岩中にできるサンド・ストーン(オ−ストラリア・オパールなど)の二つに分かれます。
前者のように一度固まった溶岩に珪酸分を含む熱水が作用してできたものは変彩の著しく、
透明度が高いため宝石質のオパールと呼ばれ、
後者のように地下に沈んだ砂の層が珪酸分を含んだ温水の作用によりオパールしたものは、
低温でゆっくりと生成されたために透明度が低く変彩もあまりみられません。
このような不透明で遊色効果を示さないものはコモン・オパールと呼ばれています。
色は無色、乳白色、黄色、オレンジ色、赤色、緑色、青色、青灰色、黒色で、
透明または不透明、ガラス光沢または樹脂光沢をはなち、条痕色は白色で、断口は貝殻状を示します。
名前の由来は、この石が美しく光っていたことから、ラテン語で「宝石」を意味するOpalusに由来します。
鉱物書によりさまざまな呼び名を持ちますが、全てに共通して
「この石の持つ光の美しさはまばゆいほど」ということでした。
古代の民族はこの石に魔術的な力があると信じており、
その輝きから希望を象徴し、幸せを招くお護り石として崇められてきました。
また、17世紀には愛をもたらす宝石として信じられていましたが、
18世紀にはその美しさから逆に不幸をもたらす宝石として忌み嫌われるようになってしまいました。
しかし19世紀に入りオーストラリアで鉱脈が発見されたことにより、
イギリスのヴィクトリア女王が身に着けたところ、人気が回復したといわれています。
古代の民族はその輝きから希望を象徴し、幸福を招く石として崇めていたとされています。
霊的な能力や直観力を高めて意識を向上させ、
持ち主の宇宙意識を高めて独創性やダイナミックな創造力を刺激します。
情緒面では持ち主の特性を増幅して特徴を表面かさせ、変化させます。
自尊心をもたらし、自己の可能性を理解することをたすけます。
魅力的で愛と情熱、性欲と関連付けられる石のひとつでもあり、
心の情操をあおって抑圧を解放するといわれています。
肉体的には眼病の治療に用いられていた他、心臓、肺、血液の不調を改善すると伝えられて来ました。
持ち主の生きる意欲を狂歌師、血液と腎臓を浄化し、インスリンの分泌を調整する、
また、出産を楽にしたり、PMSを軽減したりするなど、
女性の生殖に関わる分野にも効果があるとされています。
ブルーオパールはコモンオパールの一種で青色のものを指します。
水色に近い色合いを含むもの、均一ではない独特の色合いのものが多く、
その魅力的な色合いはクリソコラの成分がオパール中に取り込まれることによって生じます。
古来よりさわやかさを象徴する石だと伝えられ、
持ち主の感情を和らげて霊的な目的に同調していけるように再調整を行います。
喉のチャクラと共鳴し、コミュニケーションが円滑なものとなるように助けます。
特に自信の欠如によって抑圧されてきたコミュニケーションに対して良い効果を発揮すると言われています。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ✖ | ◎ | ✖ |
◆主な産地
オ−ストラリア・ペルー
◆鉱物学的データ
化学式 SiO2・nH2O
結晶 非晶質
劈開 なし
光沢 ガラス光沢または樹脂光沢
モース硬度 5.5-6.5
比重 1.9-2.3
分子量 78.09958
金属元素重量分率 Si 0.3596