コンテンツ

11月1日 ネフライトキャッツアイ

英名 Nephrite Cats Eye

 

和名 軟玉

 

流通名 ネフライトキャッツアイ

石言葉 健康・長寿・精神安定・災厄から身を護る

◆精神面・肉体面の働き
あなたの精神面と肉体面のバランスと健康を護ります。
健康を保ち、長寿を促します。持ち主をネガティブなものから護り心身の平和と健康をもたらします。

◆歴史・知識
ネフライトはアンフィボール(角閃石)グループの一種で、透閃石や緑閃石系角閃石の緻密な集合体を指し、
パイクロシーン(輝石)グループのジェダイド(硬玉)と共にジェードと呼ばれ、古くから親しまれてきました。
変成岩中などから主に産出し、単斜晶系に属するアクチノライト(緑閃石)の繊維状集合体で、
顕微鏡で確認できるほどの非常に微細な線維であるため肉眼では塊状でみられます。
交差繊維状という非常に強靭な構造をしているため、アレックスストーン(斧石)の別名をもち、
古くは武器としても用いられてきたと言われています。
有史以前、翡翠は単一種類の宝石とされていましたが、
1863年、フランスの鉱物学者であるダモーラが翡翠を成分により、ひすい輝石であるジェダイド(硬玉)と、
角閃石であるネフライト(軟玉)に分類しました。
ネフライトは本翡翠であるジェダイド(硬玉)よりも硬度が低いため、和名では「軟玉」と言われています。
色は白色から淡き色、緑色と、含まれる鉄分の量によりさまざまで、半透明で真珠光沢、
またはガラス光沢をもつ石です。

有史以前から様々な地域の人々に「聖なる石」として崇められ、武器や装飾品として使用されてきた鉱物ですが、
特に中国では2000年以上も彫刻を施す材料として愛されてきました。
現在では「翡翠」というとジェダイドを指すことが多いのですが、
中国で古くから愛された「ヒスイ」は、このネフライトを指し、
ジェダイドが発見されるまではネフライトが最高の宝石として愛されて聴いたとされてきました。
名称はギリシャ語で「腎臓」を意味するNephrosから由来しています。
ニュージーランドの南島や北島では、岩石中に産出し、マオリ族は彫刻したものを「ミア」と
呼んで儀式に用いたと伝えられています。
また、古来のインディオたちは腰の治療を目的として使用していたとも言われています。

災いや呪いを退け、繁栄に導く石といわれているネフライト。東洋では重要な石とされてきました。
純粋さと平穏さの象徴と言われ、愛と慈しみを深めて持ち主を保護します。
心理面では性格を安定させて心身を統合します。
ネガティブな思考を解き放って心を鎮めると共に、持ち主のイマジネーションを刺激して行動力を高めます。
自分自身の内に秘められたかくれた知識を目覚めさせ、
自分自身を霊的な存在であると理解させることを助けます。

肉体面では優れた浄化作用を持ち、特に腎臓の浄化に効果を発揮します。
腎臓や副腎の毒素を取り除き、細胞系と骨格系を再統合させます。
新陳代謝を活発にして細胞組織の再生を促し、縫合部分を癒します。
受胎力を促進する効果もあるといわれ、出産をサポートします。
また、体液バランスと水-電解質、酸-アルカリの比率を調整させるとも言われています。

ネフライトキャッツアイは、ネフライトの中に石綿の繊維が規則的に配列されており、
キャッツアイ効果が表れるところからそのように呼ばれています。

クラスターセージ水晶さざれクリスタルチューナー太陽光月光

◆主な産地

中国・ロシア・ニュージーランド

◆鉱物学的データ

化学式 Ca2(Mg,Fe2+)5Si8O22(OH)2
結晶 単斜晶系
劈開 なし
光沢 真珠光沢またはガラス光沢
モース硬度 6-6.5
比重 2.90-3.02
分子量 -
金属元素重量分率 -

【365日石に戻る】

【1月】【2月】【3月】【4月】【5月】【6月】【7月】【8月】【9月】【10月】【11月】【12月】