石言葉　精神面の浄化・安定

◆精神面・肉体面の働き
あなたの心の不安やマイナス思考を払拭し、心を穏やかに鎮めます。
迷いやネガティブな感情を浄化し、今を客観的にとらえ、向き合うためのサポートを行います。

◆歴史・知識
スコレサイトはゼオライト(沸石)の一種で、カルシウムやアルミニウムの針状結晶体を指します。
火成岩(玄武岩)の空洞や、石灰岩が変成作用を受けた岩塩の中など、水や熱が存在する場所から産出します。
沸石は、カルシウム・アルミニウム・ナトリウム等を主成分とする含水珪酸塩鉱物になりますが、
スコレサイトはナトリウムを含みません。
単斜晶系または三斜晶系（擬斜方晶系）に属する縦に条線のある細かい柱状の結晶をつくる他、
放射状の線維状結晶癖をもつものもあります。
色は白色が主ですが、無色、白黄などがあり、ガラス光沢-絹糸光沢を持ちます。
劈開は完全で断口は不平坦状を示します。
名前の由来はギリシャ語でアンチモンの意味の接頭語である「ｓｔｉｂｉ」にちなみ命名されたという説の他、
ギリシャ語で条虫を意味する「Skolex」が語源となったという説もあります。
これは、スコレス沸石を火であぶった時に、融解して丸くなるようすがワームと
呼ばれる虫に似ていることから命名されたと言われています。
この石を還元し、アンチモンを単離したのは、15世紀に入ってからになります。

思慮深さ、自然から与えられる恵みのありがたさ、先人の智知を説く鉱物と言われ、
洞察力や直観力を高めて確かな過去の情報を認識させると言われています。
また、それを現実のものへと適応させるように導き、優れた管理能力をサポートして
人間関係をスムーズなものへと導くとされています。

肉体面では脊柱を正常に保つ力があると言われる他、骨折やひびの手当に用いられてきたと言われています。
また、打撲による出血の改善にも効果があるとされてきました。

吸着力が強く、毒の排出に優れるゼオライトグループに属することから、
このスクロレサイトも古くから甲状腺の治療や喉の不調を改善するとされて珍重されていたようです。

◆主な産地

インド

◆鉱物学的データ

化学式　CaAl2Si3O10・3H2O
結晶　単斜晶系または三斜晶系（擬斜方晶系）
劈開　完全
光沢　ガラス光沢-絹糸光沢
モース硬度　5-5.5
比重　2.2
分子量　-
金属元素重量分率　-