石言葉　隠れた才能・能力の開花・芸術性の解放

◆精神面・肉体面の働き
あなたの中の潜在能力に働きかけ、眠る才能を刺激します。
感性や感受性を高め、あなたの自身の魂からの表現・創作性の解放を促します。
激しい感情の鎮静をはかり、精神面のバランスを保ちます。

◆歴史・知識
カルセドニーは様々な岩石、特に溶岩の空洞の内部に精製する鉱物で、珪酸を多く含む溶液が、
比較的低温度で沈殿して出来るのが一般的とされています。
腎臓状やブドウ状、鍾乳洞状の塊で産出し、色は白、灰色、青、褐色、黒など、様々な色を持ちます。
名前の由来はギリシャの町カルセドン（Chalkedon）から産出することから命名されたそうです。
古くから世界各地の様々な民族に愛されており、特にビーズやカメオなどの装飾品や、
手紙や記録などの封印に用いられる印象などとして使用されてきました。バビロニアでは、
円柱形に磨かれ、側面に模様を陰刻彫りにした回転印章が作られたそうです。
元々はカルセドニーといえば青玉髄を指していたそうなのですが、後に変種が発見されたため、
区別をするために「ブルーカルセドニー」と呼ばれるようになりました。
天然でも淡いブルーと透明感のある非常に優しい色がみられる鉱石です。

おだやかさと寛容さを強調し、平和な気持ちへ導くとされるカルセドニーは、隣人愛や兄弟愛、
人類愛など、普遍的な愛情溢れる態度で接することができるように導く力を持つと言われています。
育む力を持つとされ、持ち主の内面を育てるとともに、思考の伝達やテレパシーを助けます。
周囲の人との円滑なコミュニケーションを助け、関係をおだやかなものへと導いてくれるでしょう。
ネガティブなエネルギーへの対処を助けるとも言われており、
古代ではカルセドニーでつくられた聖杯に銀で内張りを施して、毒殺を防いでいたと伝えられています。
精神・肉体・情緒と霊性を調和させ、慈悲の心と寛大さをもたらし、
敵意を取り除いて憂鬱を喜びに変えると言われています。

心理的な面では自信喪失を和らげて、建設的な内省を促します。
肉体面では、昔は様々な精神障害の治療に用いられていたと伝えられています。
開放創の治癒を促し、痴呆や老衰の影響を軽減します。
また、母性を育むともいられており、母乳の分泌を増加させ、ミネラルの吸収を改善すると共に、
血管内のミネラル蓄積を抑制します。
そのほか、目や胆嚢、骨、脾臓、血液、循環器系を癒すと言われています。

クリソプレーズはカルセドニー（玉髄）の中でも、淡緑色や黄緑色（アップルグリーン）のものを指します。
特徴的なアップルグリーン色は、ニッケル分の作用によるもので、
特にオーストラリア産のものはその美しさを翡翠に例えられ、
「オーストラリアジェイド」と呼ばれることもあります。希少な鉱石とされており、
近年まで産出は限られていましたが、オーストラリアで鉱山が発見されてからは流通するようになりました。
名前の由来は、語源はギリシヤ語で金を意味する「Chryso」と、ニラを意味する「Prason」から命名されています。
古くから愛された鉱石の一つで、ギリシャ、ローマ時代からカメオやペンダント、
指輪などの装身具に使用されていたと伝えられています。
その色合いが表す通り、“アップル・グリーン”と表現されて、愛されていたそうです。

深い瞑想状態へと導く石の一つで、自分は神の世界の一部である、という感覚をもたらします。
希望を促進し、才能を引き出し、創造力を刺激して真実の愛を促すとされています。
チャクラではハートチャクラと仙骨のチャクラに対応し、
それぞれを活性化して普遍的なエネルギーを肉体へともたらします。

柔軟性を教えながらも流暢な発話と起点を促して、怒りの中で軽卒な口をきくことがないようにはからいます。
安心感と信頼感をもたらすため、共依存の治療にもよいとされ、自立を促しながら介入を促進します。

肉体面ではリラクゼーションに効果をもつと共に、強力な解毒作用を持ちます。
重金属の排出を促し、肝機能を促進します。
また、通風や目の問題、精神疾患にも効果があり、皮膚疾患、心臓の問題、
甲状腺腫に対処すると言われています。
ホルモンのバランスをとることを助け、消化器系を鎮めて虚弱を改善し、
普遍のエネルギーを肉体へと呼び込みます。
インナーチャイルドの癒しにも効果があるとされ、
小児期から封印されていた感情を解放すると言われています。また、閉所恐怖症と悪夢を軽減します。

◆主な産地

オーストラリア（高品質）・ブラジル

◆鉱物学的データ

化学式　SiO2
結晶　潜晶質
劈開　なし
光沢　ガラス光沢
モース硬度　6.5-7
比重　2.65
分子量　60.0843
金属元素重量分率　Si 0.4674