英名 Staurolite
和名 十字石
流通名 スタウロライト
石言葉 保護と安定を促す
◆精神面・肉体面の働き
あなたの肉体と精神をしっかりと大地のエネルギーと接続させ、
安定したエネルギーをあなたにもたらします。安定した保護力であなたを護ります。
◆歴史・知識
スタウロライトは広域変質作用により生じた変成岩などに白雲母やカイヤナイト、
アルマンディンなどの様々な鉱物を伴って産出する鉱物で、
高温の変成作用の結果できた貫入双晶がまるで十字のようになっているのが特徴的です。
色は暗褐色や黒褐色、黄褐色などがあり、条痕は無色-灰色を示します。
透明ないし不透明で、断口は不平坦状からやや貝殻状を示します。
名前の語源は、ギリシャ語で十字を意味する「Stauros」に由来しており、その形から
「クロス・ストーン」の別名も持ちます。
くっきりと立体的に形成された十字が大変神秘的なため、古くから珍重されており、
特にキリスト教圏で人気があります。十字軍が護符として身に着けていたとも言われており、
また、アメリカ・バージニア州のパトリックでは、
キリストがなくなった時に妖精が流した涙から生まれたという言い伝えから、
「フェアリークロス」と呼ばれていたこともありました。
日本ではわずかですが、宇奈月・上山地・奈良二上山などで発見されています。
強い保護力をもち、危険なものから身をまもると言われ、持ち主がどんな時でも
冷静さを保っていられるように導くと言われています。
神秘的な形を表していることから、幸運のお守りとしても親しまれており、
また、二つのものを繋ぐ、友情や愛情を確固たるものにする結び石としても愛されています。
悪縁を断ち切り、ソウルメイトや良縁を引き寄せると言われています。
決意を確固たるものにするとも言われており、持ち主のストレスを軽減させて鬱や依存を和らげ、
進みたい方向へ向かって進む際の守り石として効果的だとされています。
肉体面では、古くはマラリアの治療に用いられていたといわれています。
また、呼吸器の病気の治療にも効果的だと言われています。
クラスター | セージ | 水晶さざれ | クリスタルチューナー | 太陽光 | 月光 | 水 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
◆主な産地
アメリカ・ロシア(コラ半島)など
◆鉱物学的データ
化学式 (Fe2+,Mg,Zn)2Al9(Si,Al)4O22(OH)2
結晶 単斜晶系(擬斜方晶系)
劈開 一方向に明瞭
光沢 樹脂光沢にちかいややガラス光沢
モース硬度 7.5
比重 3.65-3.83
分子量 850.663409
金属元素重量分率 Al 0.34989 Fe 0.1313 Si 0.0660